2005年06月28日

チグリス川のつりは、命がけ!!

私の趣味は、つりです。
イラクまで行って釣りをするとは、思わなかった。

ある日の夕方、仕事帰りに町の雑貨屋さんへ行った。

  当時、イランと戦争中で、あまり生活物資は、豊富にはなかった。

    と、店の中を見回していると、


何と釣具があるではないですか!!

   釣具と言っても、簡単なリール、竿、糸、針、浮のセット

      そう、デパートなど子供のオモチャコーナーに置いてあるもの。

しかし、私は、嬉しくなってご購入。

  道具を買ってしまえば、行くしかない!!

    そう思ったら休みが来るのを心待ちにし、

      その間に釣り場の視察であります。
バクダット市内を流れる川は、

  あの有名なメソポタニア文明にも出てくる、チグリス川!!!。

ちょっと解説
イラクには、チグリス川とユークラテス川があり、
この周辺で栄えた文明がメソポタニア文明だったかな?
その川が合流してシャットルアラブとなってアラビア湾に流れ込む。
そのシャットルアラブの河口近くにアダムとイブのりんごの木が
あるらしい。(イランと戦争の前線で見にいけなかった)

明日は、休みだ!
  いよいよつり、フィシングにいざ出陣じゃ!!!


車に乗り、下見したチグリス川の場所へGO!

いい天気だ!!

余談ですが、まだ入国して1ヶ月頃、

  お客さんのところに訪問して

   日本と同様にセールストークで

    「今日は、いい天気ですね!」って言ったら。

      お客さんから「いつもいい天気だ」って怒られた?

何と、イラクは、3月〜11月まで雲一つない毎日快晴と誰かが言ってくれた。
怒られてからじゃ遅いよ!

何て考えているうちに、川へ到着。

 釣竿手に川のどてから草をより分けて

  川淵に到着。目の前で見るチグリス川は、雄大だ!

長い歴史と文明を感じさせる川だ。

 何て、感動している場合ではないのだ。

   周りを見回して、餌になるミミズを見つけ

    針に付けて、いざ勝負!

私の記念すべきイラクの釣りの第1投が

   エーーーーーイ、ビュッ(竿を振る音)
     シュル、シュル、シュル、(糸が出て行く音)

ポチャン! 水面に餌が沈んだ。

 記念すべき第1投は、思った場所へ着水。


後は、魚が食いつくのを待つばかり。


 ん?

  誰か大きな声で叫んでいるのが聞こえた。

    その声はだんだん近づいてくるので、

     探して見ると、ギョエーーーー!!

       何と、軍人が私に銃を向けている。

当然、私は釣りを優雅にしている状況ではない。

 竿は、そのままにして両手バンザイである。

その軍人は、まだ大きな声で同行した

 イラク人と話している。

そして、私の身分証明書を出して。

 軍人は、去って行った。

何が起きたか判らなかったが、

 心臓が、バックン、バックンで生きた心地がしなかった。

イラク人が後で説明しくれた。
戦争中なので、軍人が私をスパイと思い、
取り囲んだんだって。
釣竿と糸が無線機に見えたとも行っていた。
あの時、いっしょに行ったイラク人の
説明が上手く行かなければ、
その場で射殺だったと言われた。おーーーーコワ!

今、思えば、釣り場は、
  
  あのサダムフセイン大統領官邸の近くだった

当然のことながら、その近くの川で釣竿を川に向かって
投げていれば怪しまれるのは「間違いない!」

皆さん、戦争中の国では釣りも命取りです。

私が、今、生きているのも「インシャラ!」
  「神のお恵み」があったおかげですか?


次は、「野良犬には、気をつけろ!!」
posted by デブおやじ at 22:14| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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